TEDは色々と勉強できそうだ

先日、iPadを有効活用としてTEDが紹介されているエントリーがはてなで出ていた。
私はiPadだとかそういったタブレット端末は持っていないのだが、「TED」ってなんぞや?と思って見てみるとなかなか面白い。結構はまってみてしまっている。

TED ideas worth spreading
http://www.ted.com/


簡単に言うと、色々な著名な方々が講演をしていて、しかもそれらが無料で見ることができる。iPadだとかiPhoneだとか関係なく普通にWEBで見ることができる。
実は果たして人生でいったい何度目なんだという突っ込みが入りそうではあるんだけど、ちょうど英語を勉強し始めていて、この内容にとてもびっくりした。まさにうってつけじゃないか、と。

翻訳付き

TEDの講演はものによるが多くの言語に翻訳されている。翻訳内容は字幕という形で出すことができるので、必ずしも英語目的じゃなくても純粋にスピーチを楽しむことも可能だ。

字幕は自分で選択することになる。全ての講演に対して日本語の翻訳が提供されているわけではないが、かなりの数がカバーされている。実にありがたいことだ。純粋に字幕とスピーチから耳を鍛えることも可能だが、私のレベルの英語力では聞き取れない言葉がほとんどである。
そんな時は右側にある"Open interactive transcript"を選択して、字幕を全文出し、その言語を英語に変えれば

字幕を動画に出しつつ、英語の文を確認することができる。素晴らしいの一言だ。1動画あたりの時間も15分前後なので、長すぎず短すぎず。
動画そのものはYouTubeでも公開されているのだが、これらの環境が整っていることを考えれば本家で見るのが一番だと思う。

ちなみに画像は数学学習の問題を取り上げたもの、

コンラッド・ウルフラム:コンピュータで子どもたちに教える本当の数学
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/conrad_wolfram_teaching_kids_real_math_with_computers.html


コンテンツの素晴らしさ

英語の学習教材は、最近ではどれも工夫を凝らしてなんとかして続けられるような題材を使っている。しかし、勉強だと思うとどうしても途中で嫌になってしまう人もいるのではないだろうか。
TEDは、その時における第一人者が話をしていたり、問題を共通認識で考えてほしい!という思いでしゃべっている人たちがほとんどだ。英語だとか抜きにして、純粋にその内容には引き込まれるものがある。と言うか、英語が〜とか言う前になんとか聞き取ろうと思わず耳をそばだたせてしまう内容だ。
もちろん、これら動画だけで英語をマスターすることはまず難しいというか無理なんじゃないかと思う。ただ、英語に対しての興味や「もっと聞かせてくれ!」と思えるコンテンツがここにはあるように、少なくとも私は感じた。

ちょうど英語を学ぶことについての講演があった。中国での英語教育も取り上げられており、なかなか面白い…というか、本当かよ!って思ってしまった

Jay Walker on the world's English mania(ジェイ・ウォーカーが語る世界の英語熱)
http://www.ted.com/talks/lang/eng/jay_walker_on_the_world_s_english_mania.html

冷めた日本人としては、「はいはい、中国人中国人」となるかもしれないけど、実際問題これは結構恐ろしいことのようにも思える。

iPhone

さてiPadばかり紹介されていたが、iPhoneでももちろん視聴可能だ。ただ、恐らく公式っぽい「TED mobile」は字幕を出す方法が分からなかった。
他に無料の「TED player」があって、こちらは無料で字幕も付いている。先にダウンロードしておけばいつでもストレスなく高画質の動画を見ることができる。お勧めではあるのだが、「TED player」が対応している動画がまだ少ない。今後、自動更新に対応していく予定とは書いてあるので期待大だ。


TEDは先に書いたとおり、翻訳がされていない動画もある。これだけ魅力的なコンテンツになると、翻訳されてない動画にも興味がわいてくる。
それらの動画を見て理解するためにはどうしたらいいだろうか?
じっと、翻訳をされるのを待つのか、自分で理解できるようになるか。


結局のところ英語は道具であって目的ではない。自分の知的好奇心をくすぐってくれるこれらコンテンツが英語で提供されているということはとても動機づけとして喜ばしいことだと思っている。もちろん、自分で理解することができるレベルに達する前に翻訳は完了してしまうかもしれないが。。。