雇用と給料

最近、保険やら住宅やらを考えているので、必然的に将来設計の話が出てきている。生命保険等を考えるときに担当の人が作ってくれたシミュレーションをよくよく見返してみた。
当たり前の話ではあるが、給料は毎年上がる前提で考えられている。
結婚をし、子供ができ、今後住宅なんて買った日にはお金はいくらあっても足りない状態だ。今までにあまり考えたことのなかった不安を感じる場面が増えた気がする。

給料は上がるのか

シミュレーション上では40くらいまで年5万。それ以降は年10万上がっている。そして退職金が…。
実際にはそんな平均して上がるわけではなく、昇進等のきっかけで上がるのだろうから平均値なのだろう。年5万というと、月給としては約4000円のUPになるのだから決して無理な範囲ではなく比較的控え目な範囲なのかもしれない。
少なくとも、これを目標に仕事をがんばるぞ!って言うにはあまりにもさみしい金額ではある。
が、今の経済状態を見ているとあまりそんなことも言ってられない気もしないではない。業績次第では給料据え置きどころか減額まで選択肢としては出てくる話だ。先日、公務員のボーナスが下がった!ってニュースが出ていたが、その下がった金額よりも下のボーナスを受け取っている身としてはため息だけでなく何か違うものまで吐き出されてしまいそうだ。
ううむ

そもそも会社が続くのか

とくに面識がある方ではないのだが、RSSで購読している人で今月会社が倒産した人がいた。必然的に転職活動に入っていくようだ。
当たり前のことではあるが、給料が上がる・上がらないの前に雇用が続くのか?という問題もある。それは、解雇という形で訪れるのかもしれないし倒産かもしれない。会社が大きければ安泰というわけではないんだけど、私自身も中小企業勤めなので決して人ごとではないと感じた。私の手掛けている基幹システムに対する設備投資なんて、真っ先に削減の対象になってしまうのではないだろうか?って考えると、危険な気もしている。
別に今の会社に骨をうずめるだとか、愛社精神があふれていて「俺はこの会社の成長こそが自分の成長だぜ!」ってわけではない。
もしかしたら、自分でも気付かずに、居心地の良さに満足して動けなくなってしまっているのかもしれない。


会社に深く帰属意識を持つわけではないが、自分自身を高める方向と会社の思惑が一致するように動いていくことができればいいのだと思う。もちろん、そんな簡単に行くわけではないだろうし、その前に自分自身をもっともっと高めていかなければいけないことは間違いない。
思惑が一致しなかったとして、そこでふてくされるのか自分自身の考えを変えるのか。
色々な選択肢があるのだろう。
ただ、何のために働くのかということを忘れないようにしなければいけない。それだけはしっかりと。しっかりと。


今週も残すところあと1日。がんばっていきましょー!!

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