この金融政策が日本経済を救う

高橋洋一さんの「この金融政策が日本経済を救う」を読んだ

この本、元々は勝間和代さんが送るポッドキャスト「Book Lovers」で紹介されていたのを聞いて興味を持っていた。経済の話は弱いのだが、数式を使わず出来るだけ言葉で説明しているとの事なので手にとって見た
本書は冒頭で

本書は、おそらく世界一やさしい金融政策の入門書です。数式を使わず、平易に、高校生でもわかるようにしました。なぜ今、金融政策が重要なのか、財政政策だけではダメなのか、そして、なぜ金利を上げてはダメなのか、本書を読めば、理解していただけるはずです

とある。そうあるとおり、金融政策の重要性についてかなり事細かにかかれている。高校生にでも分かるように〜というのはかなり高校生を選んでしまいそうだけど、経済学・金融関連の書物としては分かりやすいほうだと思う。
私はというと、さすがに全てを理解できたとはいえないが、日経新聞を読んで考えたりすることは明らかに増えたように思う。それだけ身になったことがあるということなんだろう。


ただ、金融政策の入門書という割に、日本政府や日銀。民主党への批判が結構目に付いたのは少し残念だ。入門書としてならば"今"にとらわれずに入門書として使えるものであるといいんだけど。個人的には日銀総裁を選ぶ際のドタバタ劇やそれに伴う民主党の主張等に関しては、著者と同じくただ単に無能さを露呈しているように見えたのは間違いないが。


いずれにしてももう少し勉強してから読み直せばそれなりに身に付きそうではあるけど・・・・。さすがに経済学は敷居が高かった(><)
キビシー