Windows Developer Day 2

二日間に及んだMicrosoft社の初音ミクイベントWindows Developer Dayが終わりました。

キーノートでクラウディアさんが初音ミクの音楽に合わせて流れ、
さらにその制作風景とかを順を追って[@waki]さんが説明し始めた時には
一瞬何のイベントかわからなくなりましたが。
ちなみに私の隣の席にいた人は、キーノート中でしたがイヤホンしてニコ動にアクセスし始めてました。

さて、そんなこんなで二日目です。
引き続きMetro関連セッションが多い中で、HTML+JavaScript+CSSで作るMetroアプリに関するセッションをいくつか聞きました。

HTML+JS+CSSによるMetroアプリ

IE10によってHTML5やCSS3の多くがサポートされるからといって、
そのメリットがどれだけあろうが実際のWebページを作る上ではまだまだIE8~9を切る事が出来ない状態は続きます。
これは、例えIEの自動更新が行われてもしばらくは言えると思っています。

ただし、Metroアプリという形であればそもそも後方互換を取る必要がない。
気にする事無くHTML5によるアプリケーション開発が行えるという話でした。

もちろん、Metroアプリになるわけなので純粋なWebアプリとは異なる要素を多く考えなければいけない。
WinRTを利用するコードやWinJSを利用するコードが出てくる事になる。
オフライン、オンラインへの対応や多彩な解像度への対応等々考えなければ行けない事は色々ある。
でも、HTML5を使うという敷居としては下がったような気もする。


最後のセッションでは、既存のWebアプリをMetro対応する場合の話が出ていた。
少し気になったのは、今回。MicrosoftはMetroアプリという枠組みに関してはかなり力を入れている。
UIに対するガイドラインも充実している。
Metroアプリであれば、どれも、共通した操作性の良さと言うものを体験出来るように目指している。

非同期による通信/操作が基本となり、徹底してユーザーに待たせるような事をさせないようにしむけている。

それと、この既存のWebアプリ移植は果たしてマッチするのだろうか。
UIのガイドラインはアプリ審査に影響を与えるのだろうか?
というか、アプリの審査基準はどうなっているんだろう?

Windows アプリの証明書の要件
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh694083.aspx


2.4 ユーザーがアプリのコンテキスト外のエクスペリエンスにリダイレクトすることなく、アプリ内で主要なタスクを実行できるようにする必要がある
アプリは単に Web サイトを開くもの、または単に Web サイトの動作を模倣するものであってはなりません。

まず、そのままではダメだと。
まぁ、これはその通りでしょうね。ただのお気に入りであればピン留めすればいいだけですし。

3.5 アプリは、Windows 8 のタッチ言語に記載されているタッチ操作を完全にサポートしなければならない
アプリは、ユーザーが対話要素をタッチしたときに視覚的なフィードバックを返す必要があります。

ん、これはちょっとどういう意味か微妙かも。
完全にサポートというのはどういう内容の事を言っているのかな・・・。

うーん、さすがに「UIがMetroっぽくない」で審査を落とす事は無いのかな?
どうなるんでしょうね