電子書籍をめぐるAppleとSonyの攻防

Apple―「アプリ外で販売したければ必ずアプリ内課金APIも利用せよ」
http://jp.techcrunch.com/archives/20110201apple-nothing-has-changed-except-for-this-one-thing/

既に報道があったように、AppleSonye-bookアプリケーションに対してAppStoreでの販売を否認しました。
理由としては、Sonyのアプリケーションがアプリケーション内で電子書籍を売買できる仕組みを備えており、これがAppleガイドラインに抵触するという物。
iOS上での売買は、常にiTunesを通す形で行わなければならず、この場合売上の30%はAppleに行くことになります。
つまり、販売者側は売上の70%で利益が出せる形にしなければいけないということになります。

ちなみにKindleはどうしているかというと、iOS上のKindleアプリケーションでは売買は行わず、Webへと誘導されます。誘導されたWeb上で電子書籍を購入し、Kindleアプリケーションで閲覧するという物。
これまではこの手法に関しては、特別に何かしらの判定はされていなかったようですが、このケースに置いても何らかの判定を入れる可能性が浮上しているようだ。

電子書籍に関しては、どうあがいても物量においてはAppleAmazonには現状では勝てない。とはいえ、iOS上でKindleアプリケーションを野放しにしておくと自前のiBooksがさっぱりな状態になってしまう。

以前、Kindleを検討したときにKindleであれば最悪iPadでも購入した書籍を参照できるかな〜と思っていたけど、そうはいかないようだ。
とはいえ、単純に本と言う観点からいえば物量ではやはりAmazon
あり得そうな展開としては、通常の本とはそもそも異なる、iPadならではのコンテンツが大流行して単純な本の価値がだだ下がる・・・みたいなところかな?

さてはて、どうなるでしょうか