財務3表一体理解法

國貞克則著「決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法」を読んだ


私は以前、簿記の試験を受け、落ちたことがある。少しなめすぎていたのもあるのだが、簿記の仕訳手法をあれこれ学んでいてもイマイチやっている内容の実感が湧かなかったのだ。
「これが何の役に立つのだろうか?」


よく言われているのことに「英語と会計は勉強しておいたほうがいい」がある。英語も会計も、結局のところ自分が使おうとしない限りあまりなじみがないのが事実だ。
英語はまだいい。頭をひねれば使おうと思えば使える。必要なのは勇気だ。
ただ、会計は実際のところなかなか難しいと私は思う。"会計は大事だ"という言葉に乗せられて簿記を勉強している人がいるが、複式簿記を普段の生活のどこで使うというのだ。起業したりするのであればもちろん別。たいてい"会計は大事だ"というのは起業した人だ。
このあたりのわだかまりがとれないせいでどうにも身に付かない。もちろん、いいわけだ。


本書は、そんなバカたれな私でも読んでいて"なんとなく"財務3表がわかった気になった。この"なんとなく"というのがとてもいい塩梅だ。これは世間一般には小さな一歩だが私にとっては大きな一歩だ。
実際に私自身が起業を念頭に置いているわけではないが、本書で用いられている"仮想起業"(しかも副業)での財務3表の作り方はとても"しっくり"ときた。もちろん、本書で述べられている内容というのは簿記会計でも出てくることはあるのだが、書いている内容がとてもわかりやすく、また私が勤めている会社の状況や決算整理を見ていたりして疑問だった部分が分かった気がする



つまりうちの会社は利益をみずま(ゴホゴホ



いや、なんでもないですよ。一応認められていることと書いてはありますし。問題は無いはずですよ?
なんか、そのやり方は今期からやめたみたいだし…


ううむ、やっぱり会計は大事か。自身が勤めている会社の現状を知る上でも。