労働法のキモ

2時間で分かるのか?

労働法のキモが2時間でわかる本

労働法のキモが2時間でわかる本

ストーリー仕立てになっているので、かなり読みやすい。2時間でって言うのは十分可能な範囲かな?
ストーリーの舞台になっているのが中小企業なので私にはとても共感するところが多かった。これは比較的規模の大きい、会社組織としての"仕組み"がちゃんと整っている企業に勤めている人はどう思うんだろうか?「こんなことあるわけないじゃん」って思うのかもしれないなぁ
私が勤めている会社は、つい最近になってようやく色々と整い始めている。労働基準監督署から注意を受けたこともあったり色々とあったようである。ただ、よほど経営者の意識がちゃんと変わらないことには。いや、経営者というよりは実際にこれらを整備する総務のような部署のトップが変わらないことには結局のところ形骸化してしまう現実もあると思う。
会社組織としての仕組みがどうあるべきなのか。どういう考えの下で労働法が成り立っているかを知るきっかけになる本としては読みやすくかなりいいとは思う。
ただ、実際に中小企業に勤めている人間からすると、「でも実際には・・・」って思ってしまうところもあるのも事実。知れば知るほど、、、、
いや、もっと正確に知ることによって変えていかないといけないということか。