個人がシンクタンクになる時代

みさ吉さんに薦められ田坂広志さんのプロフェッショナル進化論を読みました。

プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)

プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)

副題として上げられている「個人シンクタンク」。Wikipediaシンクタンクを調べてみると次のようなものでした。

シンクタンク (Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF

シンクタンクとは、諸分野に関する政策立案・政策提言を主たる業務とする研究機関である。

今、ネットで検索をすることで多くの情報を個人でも手に入れることが出来るようになりました。仕事でも、分からないことがあると検索すればかなりのところまで情報を手に入れることが出来ます。つまり、プロフェッショナルとしての役割は単純な"知識"の量を示さなくなっている。プロフェッショナルとは、個人のレベルであってもその分野において考察し、提言等情報を発信する人のことをさすのではないか。
田坂さんはそれを実現する戦略として

  1. コンセプトベース
  2. パーソナルメディア
  3. プロフェッショナルフィールド
  4. アドバイザリコミュニティ
  5. ムーブメントプロジェクト
  6. パーソナリティメッセージ

の6つをあげています。
私が強く印象を受けたのはプロフェッショナルフィールドに関して。自分のフィールドは何なのか?自分がそ従事している職業。それに対する知識というのは確かに多いけど、自分のフィールドは本当にそれなのか。そして今後、自分のフィールドを広げるのか。それとも深めていくのか。
たぶん、まだ私は自分のフィールドを確立していない。まずはその一歩からですね。

田坂さんの著書は数冊読んでいますが、いつもとても力強い言葉に鼓舞されます。ありがたいことです。